37期インタビュー企画徳橋



BTM#47 徳橋 太巳


2024/03/25
(聞き手38期薮崎)


まずは自己紹介をお願いします。

2024年度主将を務めています、新4年BTM#47徳橋太巳です。
工学部都市工学科に在籍していて、街づくりの中での水環境について主に学んでいます。

徳橋さんはラクロスはもちろんのこと、勉学にも励まれている印象がありますよね。

大学生活あってのラクロス部員であることに変わりはないと思っているので、最低限のことはしっかりやろうという考えは持っていますね。100%の時間をラクロスに注ぐというよりは、100%でラクロスをやるというイメージです。4年ともなり、もちろんラクロスにかける時間は生活の大半ではありますが。笑

向田さん 挿入

昨年度10月に主将決めが行われましたが、立候補した経緯やその時の思いを教えてください。

沢山の想いを持って立候補したので、パッと絞って話すのは難しいですね。ただ立候補した一番の要素は自分がやったら勝てると思ったこと、勝ちたいという想いが自分が一番強いと思ったことでした。同期である37期は人数が少なく、ウィンター後にはみんなが休部してプレイヤーが4人になった時期もありました。その時も自分はもちろん続けていて、その段階ですでに覚悟はありました。主将をやるという覚悟がその時にできた訳ではないけれど、自分がやらないとダメだなという様な覚悟を感じていました。
この精神は良い意味でも、悪い意味でもずっと持ち続けて、それが主将になるという形として、最高学年になった段階で現れたのかなと思います。

理想の主将像はありますか?

理想…難しいですね。
言ってしまえば自分は、先頭に立って、カリスマ性があって、俺を信じてついてこいというタイプではないというのは自覚しています。自分1人では回せないからこそ、周りを生かす。所属する1人1人がチームのことに関心を持つ、プレイヤーも広報のことまで関心を持って、視野を広げて活動できるチームにしていきたいという想いが強いです。主将は自分が良かったと思うかよりは、他人が良かったかよくなかったか判断するものだと思っています。だから、やれることを愚直に頑張りますという感じですかね。

普段の練習で意識していることはありますか?

普段の練習は案外自分のプレーのことに集中しているかもしれないです。明らかに練習中に成長している人がいれば、チームに良い効果をもたらすと思っています。
自分からチーム全体に向けて言葉で説明するよりも、自分の姿をチームの1人1人が見て感じてもらう方がその人を変える効果は大きいので、自分の姿で見せることを意識しています。

副将を務めるG#12向山卓実選手とはどのような関係性ですか?

一緒にやっていくのはもちろんそうだけど、前提として主将と副将は別物だと思っています。だからこそ、副将や幹部は主将に立候補した人から選ぼうという縛りも設けませんでした。その中で、向山に副将をやってもらいたいと思ったのは、自分と正反対の人だからというのが大きいです。彼は軸がしっかりしていて、強い考えを持っています。自分に対しても真っ向から反対意見を言える人であり、そんな人を近くにおかないと、自分が目指している、意見を言いやすい環境や自主性を重んじた組織は作れないのかなと思いました。

また、徳橋さんは昨年度からRelations活動にも参加されていた印象がありますが、どのような想いを持って参加していたのですか?

そうですね。3年のシーズンはプレーに集中することを第一優先にはおきながらも、最高学年になった時の準備は進めていたという感じです。その一つがRelations活動を含め、OBの人と関わりを持つことです。自分たちの代になった時に、OBの方々とのつながりは大事にしたい部分だという想いがありました。

37期はラクロス界への恩返しだったり、ラクロスを続ける意味や義理だったりに考えを巡らす人が多い印象があります。そんな中で徳橋さんは純粋に勝ちへの想いが一番強い人という印象です。

そうですね。自分の中で響いている言葉の一つに、「大学生活は利害関係を無視して動ける最後の機会」、という言葉があります。社会に出たら、自分の利益になる人と関係を作ることが今よりも優先されてくるのかなと思います。利害関係だけを重視するのなら、それこそ4年間就活の準備をしていた方が稼げるのかもしれないけれど、自分的には利害にとらわれずにやりたいことに熱中することに意味があると思うし、後のことを考えすぎずに今に集中する事が最後には自分に返ってくるのかなと考えています。
同期が持っている、ラクロス界全体を見据えた考えは尊敬しながらも、自分は勝つために純粋にラクロスに熱中していますね。

プレシーズンは1on1が上手くいかず、落ち込む姿も見かけました。その時期はどのように乗り越えていきましたか?

その時期はやっぱり一番プレッシャーを感じていました。主将になって最初はやはり訳が分からず、マイナス思考になることも多かったです。でもそれは違うなと思いました。1年あればいくらでも成長できる、いくらでも上手くなれると思いました。このチームは可能性に満ちているなと。

徳橋さんの中でそのような思考の変化が生まれたきっかけはありましたか?

何か明確なきっかけがあった訳ではないですね。3年の終わり頃までの自分が良くなかった部分として挙げられるのは、義務感や責任感で動いていたことです。やばい、やらないと!と、誰にも言われていないのに使命感に駆られて焦るような状況でした。主将決めの時に、自分が主将になったらチームは強くなるかもしれないけれどみんなが不幸になるという話を向山からされたのも、その時の自分の状況を考えれば納得できます。
今は自分にもチームにも期待感や可能性を感じていて、やりたくてやっているという状況に変わりました。自分としては、本当に大きな変化ですね。落ち込んでいる時もあるけれど、ウォルシュ(37期LSM#38)か原(38期AT#4)のところに行けば、いつのまにかテンションも上がっていることが多いです。助けられていますね。

向田さん 挿入

同期先輩後輩問わず、素敵な関係性が今シーズン築けていますよね。最後に24シーズンの意気込みを聞かせてください!

一年間を戦っていく中で、絶対に苦しい期間はあると考えています。けれどそのチームの上下動が一番チームの成長につながると思っているし、それをチームとして乗り越えることができれば本当に勝てるチームだと思っています。そこを引っ張っていける力を自分にもみんなにも期待して、必ず学生日本一を達成したいと思っています。

ありがとうございました!

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