37期インタビュー企画向山



G#12 向山 卓実


2024/03/21
(聞き手39期尾崎)


自己紹介をお願いします!

37期ゴーリーの向山卓実です。今年副将をやっています。よろしくお願いします!

向田さん 挿入

副将として

最近はチームにとってのラクロス的な決定も、チームの文化的な決定や組織としての方向性の決定とかにも、自分がすごい大きな影響力を持っていることを実感していて、やりがいを大きく感じているし楽しめている。その一方で責任もすごく感じている。
そんな中で、自分の役割はチームの目標である「学生日本一」をとにかく第一優先で判断軸に置くこと、そこはまずぶれないようにしてる。例えば、前に酒主さんと話した時に、学生主体でチームを進めてFinal4で終わるか、それとも全部コーチに任せて学生日本一にいけるかってなった時にどっちを選択するかみたいな話をした。東大ラクロス部という組織は学生主体でやっていく方が結果的に学生日本一に近づくから、代々学生主体でやってきていて、何となく学生主体がいいからというよりもそこに関してしっかり区別しておくことは大切だなと感じた。もし、今後チームが学生日本一よりも学生主体を大事にするのであれば、その選択ももちろん素晴らしいものだと思うけど、何となくその二つを同じレベル感で考えるんじゃなくて、しっかり区別することは大切。
チームとして学生日本一を目指しているという状況で、優先順位をなんとなく判断するとか一時の感情とかで決めるのではなくて、しっかりと本質的に自分たちがやりたいことは何で、一つ一つの決め事を何のためにやりたいのかを見極める視点は持ちたいと思っている。

同期への思い

同期への思いは主に二つあって、まず同期には死ぬほど感謝している。
正直俺は割と自分の理想の自分とか自分の理想のチームにしたい思いが強くて、ミーティングとかもすごいわがままとかになっているけど、同期はちゃんとそれを受け止めてくれるしそれに対してリアクションを起こしてくれるっていうので、すごい感謝している。
高校の頃と比べて、やっぱり自分が本音で話せる環境をくれていることが、当たり前っちゃ当たり前なんだけど、すごい感謝している。あと、自分の足りていないところを変な感情抜きでシンプルに素直に現実として伝えてくれるところにも感謝している。それこそ23シーズン終わった時に話していて、俺がある程度自分の中で満足していたことに対しても「お前手段が目的化してない?」とか言ってくれたりとかは、すごい助かる。

向田さん 挿入

もう一つは死ぬほどリスペクトしている。みんなしっかり自分の軸があるっていうところで尊敬している。
川嶌とかウォルシュとかは、自分の素直な感情を人の目とか考えずに外に感情ベースで発信できるのがすごいなと思う。各々が思考を深くできていていいなと思う。

部への思い

ラクロス自体の競技性は正直あんまり好きじゃなくて、スポーツとしての魅力はそんなに感じていないんだけど(笑)。それよりも最近は特に「学生日本一」と言う目標を自分たちで考えて、自分主導でできることのやりがいを感じている。自分が関わろうと思えばどこまでも関わることができるし、自分が決定しようと思えばどこまでも決定に携われる楽しさが大きい。その中で「学生日本一」を今年実現したいなという気持ち。なんだかんだ言って37期、38期、39期の部員のことがすごい好きだし、コーチ特に酒主さんのことがすごい好きで、このメンバーで毎日切磋琢磨して学生日本一になりたいっていう思いがある。
もし自分一人が他大に移籍してゴーリーとして出れますって言っても、それで学生日本一を目指すことの魅力は今年の東大で学生日本一を目指すことに比べたらすごく小さくて、やっぱり部員のことが好きだから37~39期と酒主さんはじめとするコーチと日本一になりたい。最近は学生日本一っていうだけよりも、こいつらと一緒にみたいな思い入れは大きい。

目指す姿

俺は割と自分に対しても他人に対しても、見限るのが早い。それが今まで例えば受験だったら、要領がいいとかあまり下振れもしないっていうメリットに繋がって、その結果今までの人生全部そこそこは成功してきてたんだけど、それじゃ日本一にはなれないんだなと言うことを最近痛感している。
同期ミーティングとかで、今シーズン自分がどうなりたいか話したときに、川嶌が日本一のATになりたいというかならなければいけないってことを100%本心で言ってた。それを聞いた時に自分は日本一のゴーリーになると言うことを、情けない話ではあるけど100%思えてはいなくて、川嶌が本心で100%自分を信じれているのに対して恥ずかしさを覚えた。その話を川嶌にしたら自分を信じれなくなったら終わりってことを言われて、それがすごくブッ刺さった。
その時、自分は自分に対して100%で期待したり、自分を本気で信じられていないなと言うのを思った。それは自分に対してだけでなく他人に対してもそうで、そいつがこうなれるっていう上限にそいつが辿り着けるって言うことを100%信じられてはいない。自分はそういうところがあるから、そこはなんとしてでも変えていく。

目指すチーム

スローガン決めとかでも話していたけど、東大全体としてもお互いが99%とかじゃなくて100%こいつが日本一のプレーヤーになれるってことを信じられているかっていうと、そうじゃない節もある。だからグラウンドで求め合う声とかにも結果的には繋がるんだけど、お互いを100%信頼してて、それが本心であることがとにかく大事。それで全員が自分が期待されているという感覚を持てて、もっと筋トレせずにはいられないとか、壁打ちせずにはいられないという思いを持てたらいいなと思う。重いけど前向きな期待。

向田さん 挿入

厳しさの裏には…

去年までは酒主さんとかがそういう厳しいことを言ってて、割と自分が思ってなくても雰囲気を引き締めなきゃなってことで意識的に言ってたりした。最近はそれもあるけど、シンプルに感情としてこれやってくれよという。東大が今年学生日本一になる上で、こんなこともできなかったら困るって言うのもあるし、あとは練習に臨む上で全然意識ポイント違ったりしたらムカつくって言うのもあるかな(笑)。

ゴーリーとしての意気込み

最近六大戦二試合が終わって、割と試合にがっつり出て関東一部のレベルで自分がゴーリーとしてしっかり戦えるなという自信は持てた一方で、ゴーリーとして違いを生み出せていないというのを痛感している。二試合終わってまあ期待通りだねみたいな感じだけど、それで自分がゲームを変えれるビックセーブとかをあまり起こせていないっていうので、凄みが出せていない。このまま行ったら、全国のNo.1ゴーリーにはなれずに、関東一部の平均で終わってしまうんだろうなという危機感を持っている。ただそれは、自分はならないといけないところだから、本当にやるしかない。もっとやって、残りの六大戦三戦もそうだし、これからの試合全部で違いを生み出して、こいつがチームを勝たせたっていうゴーリーになりたい。
そもそもゴーリーになった理由は、Fコーチの三木さんにラクロスのゴーリーは無失点をゴーリー1人の力で実現できて、一人の出来が試合の勝ち負けに一番ダイレクトに直結するポジションっていうことを聞いて、試合の全ての結果を自分ごとで考えられる、勝ちも負けも全部自分ごととして感情を乗せられるって思ったから。
最近その通りだなという気がする。やっぱり自分がチームを勝たせたって自信を持って、それが全学決勝でも自分がチームを勝たせたって言えるようなゴーリーになりたい。凄みを出せるようなゴーリーになりたい。凄みを出すことが今の課題で、なんとしてでも出していく。

向田さん 挿入

最後に一言! 日本一に向けて頑張るので応援よろしくお願いします!

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