SSDM#55 山本 龍
2024/03/12
(聞き手38期米今)
自己紹介からお願いします!
新四年のssdm(ショートスティックディフェンシブミディー) の山本龍です。出身高校は開成高校で、工学部の化学生命工学科で勉強しています。
まず今年から背番号が55番に変わったことについてお聞きしたいです。
55番は昨年度の主将、酒主さんからもらいました。最初は元の32番のままでいようと思っていたのですが、酒主さんが新2年に背番号を渡さなかったという話を聞いた時に、去年キャプテンだった番号を自分が貰い55番という重い番号を付けることで、今までは32番としてただ自分のためだけにプレイしていたところを、OBが見てくれていると意識し、OBの重さみたいなのを自分に課そうと思いました。
今でも酒主さんとよく話すのでしょうか?
そうですね。去年は自分がオフェンスだったので、その時の方が色々なことを聞いていたかもしれませんが、今シーズンコーチになってからの酒主さんに対しては、兄貴のような親しみやすさを感じるようになっています (笑)。いろんな絡み方をできるようになって、いい関係性を築けていると思っています。
新四年のssdm(ショートスティックディフェンシブミディー) の山本龍です。出身高校は開成高校で、工学部の化学生命工学科で勉強しています。
まず今年から背番号が55番に変わったことについてお聞きしたいです。
55番は昨年度の主将、酒主さんからもらいました。最初は元の32番のままでいようと思っていたのですが、酒主さんが新2年に背番号を渡さなかったという話を聞いた時に、去年キャプテンだった番号を自分が貰い55番という重い番号を付けることで、今までは32番としてただ自分のためだけにプレイしていたところを、OBが見てくれていると意識し、OBの重さみたいなのを自分に課そうと思いました。
今でも酒主さんとよく話すのでしょうか?
そうですね。去年は自分がオフェンスだったので、その時の方が色々なことを聞いていたかもしれませんが、今シーズンコーチになってからの酒主さんに対しては、兄貴のような親しみやすさを感じるようになっています (笑)。いろんな絡み方をできるようになって、いい関係性を築けていると思っています。
今のお話にあったように今シーズン、ディフェンスに転向されており、後輩から見てもポジションがよく変わっている先輩という印象を受けているのですが、4年で大きな転向をすることに葛藤はあったのでしょうか?
まず、今回ディフェンスになるというという選択には自分なりにもう納得している感じですね。言ってくれた通り、今までほぼ全ポジションやったくらい、都度ポジションを変えていたので苦しかった部分はありました。
今回この決断に至ったのは、最初トランジションMFとして、フィールド中盤のMFの役割を果たしてほしいとHCの室井さんに言われたのが始まりです。室井さんには、「山本は実は足が速い」というようなことを言われました。自分としては、別に足が部内で特別速いとは思っておらず、最初は不信感というか、適当に遊ばれているのではないかと感じてしまい、ssdfへのポジション変更は正直とても嫌でした。
結局ssdmになられたということは、何か心境の変化があったのでしょうか?
室井さんからオファーを受けた後、ずっと悩んでいたのですが、一度チーム全体を見渡した時に、いろんなピースがあることに気づいたことがきっかけとしてあります。今までは、チームをしっかりと見られておらず、自分ばかりになっていた節があったなと振り返ることになりました。その中で室井さんの仰っていた、トランジションMFの必要性を真に理解するようになって、それを感じてからは、自分の役割に徹しなきゃいけない、徹しようと思うようになりました。
また、自分がオフェンスから離れた際に、オフェンスの川嶌のことを絶対的に信頼しなければならないようになったことから、自分自身も信頼されるポジションに就きたい、そういう存在になりたいという気持ちにマインドが変換でき、今はとても楽しくssdmをやっています!
まず、今回ディフェンスになるというという選択には自分なりにもう納得している感じですね。言ってくれた通り、今までほぼ全ポジションやったくらい、都度ポジションを変えていたので苦しかった部分はありました。
今回この決断に至ったのは、最初トランジションMFとして、フィールド中盤のMFの役割を果たしてほしいとHCの室井さんに言われたのが始まりです。室井さんには、「山本は実は足が速い」というようなことを言われました。自分としては、別に足が部内で特別速いとは思っておらず、最初は不信感というか、適当に遊ばれているのではないかと感じてしまい、ssdfへのポジション変更は正直とても嫌でした。
結局ssdmになられたということは、何か心境の変化があったのでしょうか?
室井さんからオファーを受けた後、ずっと悩んでいたのですが、一度チーム全体を見渡した時に、いろんなピースがあることに気づいたことがきっかけとしてあります。今までは、チームをしっかりと見られておらず、自分ばかりになっていた節があったなと振り返ることになりました。その中で室井さんの仰っていた、トランジションMFの必要性を真に理解するようになって、それを感じてからは、自分の役割に徹しなきゃいけない、徹しようと思うようになりました。
また、自分がオフェンスから離れた際に、オフェンスの川嶌のことを絶対的に信頼しなければならないようになったことから、自分自身も信頼されるポジションに就きたい、そういう存在になりたいという気持ちにマインドが変換でき、今はとても楽しくssdmをやっています!
ありがとうございます。きっかけとして、チーム全体を見るようになったと仰っていましたが、それは四年生になってから生まれた変化ですか?
そうですね。4年生に上がるまではただ評価を上げたいということに必死で、1on1の回数はチームで一番になるなどいろんな試行錯誤していました。ただ元々ラクロスが体質的に合っていなかったり、自分自身のあがきが足りず、他の人の才能に負けちゃうみたいなことが続きました、情けない話ではあるのですが。昨年、三年生になった際もリーグ戦に出なければならないと思って色々とあがいたつもりではあったのですがやはり評価されず、その時の自分は、自分を客観視できていなかったので、なぜ評価されないのだという考えになってしまいました。
そんな中で、四年生になり、人数的に必然的に試合には出るという段階になりつつもそれは絶対的実力によるものではないという点がとても悔しかったです。一方で、必然的に試合に出るとなった時に、もうそろそろ自分のこと考えてやっている場合じゃないなと言う事、ラクロスはチームスポーツだということにやっと気づくことになりました。
みんながエースになれるわけじゃなく、当然エースがいたらエースを引き立てる人も必要で、それがチームスポーツなのにそういうことを真に理解できなかった段階から、自分がエースになりたかったって気持ちは当然持ちつつも、自分自身の立ち位置の重要性にも目を向けられるようになりました。
今ssdmとしてとても努力を重ねられている姿が印象的ですが、ズバリ今年のリーグ戦に向けて活躍する自信のほどをお聞かせください!
自信はあります。いかんせんディフェンスは自信を持っていないとただボコボコにされるなという面もあるのですが、チームの中で一番GBやライドなどのニュートラルの部分はこだわっているつもりで、今年チームがやろうとしている方向性に対してしっかりバリューを出せるそのビジョンは見えています。
ただ、そのビジョンが見えているか否かに関わらず、結局やることは一つ一つの積み重ねだということはわかっているので、目の前のこと、足の置き方など基本的なことから丁寧に努力を積み重ねています。
リーグ戦が終わった時に見たい景色はありますか?
去年の10月15日のFINAL4をスタンドから見ていたのですが、あの勝負が決した瞬間に日体がグラウンドに駆け込み、大盛り上がりのスタンドが印象的でした。本当にああいう景色を見たい気持ちは強いですね。部活を続けている理由は人それぞれあると思うのですが、日本一になりたい、このチームで、という気持ちが自分としては強く、そのピースになりたいです。日本一になった瞬間、みんなで喜び合い、スタンドが一体となって湧きたつという景色を常に夢見てきました。
その思いは入部当初から持っていたのでしょうか?
最初は軽いノリで入ってしまったのですが、入部してからはこれまで何度もその景色を想像して自分を奮い立たせていました。入学したときは、部活に入ることさえあまり考えていなかったのですが、アメフト部の見学をきっかけに部活という集団に惹かれるようになり、3月中にはラクロス部っていうのを見つけ、練習見学して、ノリで入部しちゃいました。
もしかして37期の入部一号目ですか?
まじで一番最初なのよ(笑)。ノリで3月に入部することになりましたが、あの時の自分は神ガチャを引いたなと思っています。偶然だけどこんないい集団に巡り合えたのは奇跡だなと。
そんな入部当初から共に過ごしてきた37期に対して何か言いたいこととかありますか?
いつも言ってはいるけど改めて同期に思うのは、ガチで頭がいいってことですね。37期はウィンター終わりに半分退部してしまったことをきっかけに、そこから何回も同期MTGし、本音で些細なことに対して何時間も話しました。その時間は、全部必要だったなと今振り返ると思います。互いに考えていることの深さを知ることができました。自分の芯をしっかりと持ちながら、同期が少ない中でも、その少なさにとらわれすぎずに頑張っている点を尊敬しています。
そうですね。4年生に上がるまではただ評価を上げたいということに必死で、1on1の回数はチームで一番になるなどいろんな試行錯誤していました。ただ元々ラクロスが体質的に合っていなかったり、自分自身のあがきが足りず、他の人の才能に負けちゃうみたいなことが続きました、情けない話ではあるのですが。昨年、三年生になった際もリーグ戦に出なければならないと思って色々とあがいたつもりではあったのですがやはり評価されず、その時の自分は、自分を客観視できていなかったので、なぜ評価されないのだという考えになってしまいました。
そんな中で、四年生になり、人数的に必然的に試合には出るという段階になりつつもそれは絶対的実力によるものではないという点がとても悔しかったです。一方で、必然的に試合に出るとなった時に、もうそろそろ自分のこと考えてやっている場合じゃないなと言う事、ラクロスはチームスポーツだということにやっと気づくことになりました。
みんながエースになれるわけじゃなく、当然エースがいたらエースを引き立てる人も必要で、それがチームスポーツなのにそういうことを真に理解できなかった段階から、自分がエースになりたかったって気持ちは当然持ちつつも、自分自身の立ち位置の重要性にも目を向けられるようになりました。
今ssdmとしてとても努力を重ねられている姿が印象的ですが、ズバリ今年のリーグ戦に向けて活躍する自信のほどをお聞かせください!
自信はあります。いかんせんディフェンスは自信を持っていないとただボコボコにされるなという面もあるのですが、チームの中で一番GBやライドなどのニュートラルの部分はこだわっているつもりで、今年チームがやろうとしている方向性に対してしっかりバリューを出せるそのビジョンは見えています。
ただ、そのビジョンが見えているか否かに関わらず、結局やることは一つ一つの積み重ねだということはわかっているので、目の前のこと、足の置き方など基本的なことから丁寧に努力を積み重ねています。
リーグ戦が終わった時に見たい景色はありますか?
去年の10月15日のFINAL4をスタンドから見ていたのですが、あの勝負が決した瞬間に日体がグラウンドに駆け込み、大盛り上がりのスタンドが印象的でした。本当にああいう景色を見たい気持ちは強いですね。部活を続けている理由は人それぞれあると思うのですが、日本一になりたい、このチームで、という気持ちが自分としては強く、そのピースになりたいです。日本一になった瞬間、みんなで喜び合い、スタンドが一体となって湧きたつという景色を常に夢見てきました。
その思いは入部当初から持っていたのでしょうか?
最初は軽いノリで入ってしまったのですが、入部してからはこれまで何度もその景色を想像して自分を奮い立たせていました。入学したときは、部活に入ることさえあまり考えていなかったのですが、アメフト部の見学をきっかけに部活という集団に惹かれるようになり、3月中にはラクロス部っていうのを見つけ、練習見学して、ノリで入部しちゃいました。
もしかして37期の入部一号目ですか?
まじで一番最初なのよ(笑)。ノリで3月に入部することになりましたが、あの時の自分は神ガチャを引いたなと思っています。偶然だけどこんないい集団に巡り合えたのは奇跡だなと。
そんな入部当初から共に過ごしてきた37期に対して何か言いたいこととかありますか?
いつも言ってはいるけど改めて同期に思うのは、ガチで頭がいいってことですね。37期はウィンター終わりに半分退部してしまったことをきっかけに、そこから何回も同期MTGし、本音で些細なことに対して何時間も話しました。その時間は、全部必要だったなと今振り返ると思います。互いに考えていることの深さを知ることができました。自分の芯をしっかりと持ちながら、同期が少ない中でも、その少なさにとらわれすぎずに頑張っている点を尊敬しています。
後輩に対して何か思うことはありますか?
後輩へ、というより、もはや後輩ではという気はしていないです。
最初にこのチームが始まる際に、室井さんから「心理的安全性」という話をされました。端的にいうと37期は人数が少ないからこそ、後輩、特に38期と壁を作ってはいけないということです。後輩から何でも言うことができ、かつこちらからも何でも言える関係性、先輩後輩というものを超えた関係性は、既にかなり達成されていると思っており、いい関係だと思っています。後輩というよりは一緒に戦っていく仲間ですね (照)。
最後に、リーグ戦まで残り150日ほどということでこれを読んでくださっているOBGや保護者の皆さんに向けて意気込みをお願いします!
目指しているものは日本一で、それは絶対に変わらないし、それを成し遂げたいなっていう思いは本当に強いです。それを同期であったり、仲間の後輩たちと成し遂げた瞬間というのをこの3年間常に夢見てきました。夢見る中では、辛く、苦しい時間もありましたが、それを乗り越えた今、日本一に向けて一日一日、細部にこだわってやれることを積み重ねていきます。
後輩へ、というより、もはや後輩ではという気はしていないです。
最初にこのチームが始まる際に、室井さんから「心理的安全性」という話をされました。端的にいうと37期は人数が少ないからこそ、後輩、特に38期と壁を作ってはいけないということです。後輩から何でも言うことができ、かつこちらからも何でも言える関係性、先輩後輩というものを超えた関係性は、既にかなり達成されていると思っており、いい関係だと思っています。後輩というよりは一緒に戦っていく仲間ですね (照)。
最後に、リーグ戦まで残り150日ほどということでこれを読んでくださっているOBGや保護者の皆さんに向けて意気込みをお願いします!
目指しているものは日本一で、それは絶対に変わらないし、それを成し遂げたいなっていう思いは本当に強いです。それを同期であったり、仲間の後輩たちと成し遂げた瞬間というのをこの3年間常に夢見てきました。夢見る中では、辛く、苦しい時間もありましたが、それを乗り越えた今、日本一に向けて一日一日、細部にこだわってやれることを積み重ねていきます。