『まだ見ぬ君の仲間が呼んでいる』
2024/03/15
【新歓ブログ2024 vol.3】 森中健人(3年/#46)
結婚式に呼ぶ友人の数は新郎新婦合わせて40人ぐらいって高校の同級生が言っていた。酒の席だったからなんでそんな話になったか覚えてないし、40という数の根拠もよくわからない。でもまあそんなもんなんだろう。単純計算で僕は20人友人を呼ぶことになる。そもそも結婚なんてできる気もしないけど、いつかその日が来たら僕は人生で出会ってきた人々の中から20人選ばないといけない。友人ランキングtop20を選ぶって結構難しい。現在仲がいいかだけじゃなくて、自分をいかに形作ってくれたかとかそういうことも考えないといけない。高校の卒業アルバムを眺めて、誰を呼ぶか呼ばないかひとりひとり選別する遊びをしながら飲む酒はなかなか愉快だった。一方いまいちみんなのテンションに合わない自分がいた。頭に浮かぶのはラクロス部の同期の顔。ちょうど20。目玉は40個。僕を抜いたら19、38。ああこいつらは、こいつらだけは何があってもみんな来て欲しいって思った。僕を見届けて欲しいと思った。だから卒業アルバムからは5人くらいしか選ばなかった。選べなかった。酔っ払いどもに薄情なやつだと言われたけど、僕は割と誇らしかった。グビッと安いワインを飲み干して、悪酔いした。
新入生の皆さんに伝えたいのは、この部活に入ったらそういう仲間ができるってことです。そらラクロスじゃなくてもできると思うけど、ラクロスだからこそ出会えた人々を、僕は好きになったし尊敬するようになった。だから君もラクロスでいいんじゃないかな。ラクロスを好きになるのなんて後でもいいし、覚悟とかも後付けでいいと思う。ラクロスをやろう。汗をかこう。血を流そう。最高の仲間に出会える。同期が20人より多いならパートナーに謝って追加料金を払おう。いくらかけても後悔しない仲間ができる。日本一になろう。青く澄んだ空の下、仲間と抱き合おう。一生の思い出ができる。とんでもない大学生活になる。まだ見ぬ君の仲間が呼んでいる。ラクロスをやろう。素晴らしい人生になる。
3年DF#46森中健人
