【新歓ブログ2024 vol.1】 武田慶太(2年/#33)



『感孚風動』


2024/03/01

                        
【新歓ブログ2024 vol.1】 武田慶太(2年/#33)


新入生の皆さん、まずはご入学おめでとうございます!皆さんはいま、夢にまで見た東大生活を前にし、様々な期待、希望を抱いているのではないかと思います。そんな皆さんに、僕はラクロス部で過ごす濃密な4年間を、自信を持って提案します。

ちょうど1年前、東大合格を手にした僕には、これと言ってやりたいことがありませんでした。高度な勉学に打ち込む、アルバイトに励む、長期インターンに挑戦してみる、自堕落に過ごす等々、大学生らしいことをしてみようかとも考えましたが、僕の場合はどれもイマイチしっくりこないものでした。高校生の間、皆さんと同じように東大に受かることを目標にひたすら勉強していた僕は、3月10日、合格発表の日を境に目標を失ってしまいました。そこから1ヶ月強、様々なサークルや部活の新歓に足を運びましたが、この間、僕は「なんとなく」過ごしていたのを覚えています。すると不思議なもので、目標を持たず「なんとなく」で送る生活はなんとも空虚に感じられました。

そんな日々を変えたのがラクロスであり、このBLUE BULLETSでした。初めてラクロスを見た時の衝撃は忘れません。目にも止まらぬ速さで動くオレンジ色のボール。激しいフィジカルコンタクト。一つ一つのプレーに上がる歓声。12年間サッカーしかしてこなかった僕にとっては、何もかもが新鮮でした。新歓時には優しく接してくれていた選手、スタッフが試合の時には本気になって闘っている姿も印象的でした。かっこいいと、俺も本気で戦いたいと、思わせてくれました。他部活とかなりの期間真剣に悩んだ後、ラクロス部に入部することを決めました。勝てる部活であることや雰囲気、環境が魅力でした。この時の自分には我ながら良い決断をしたと褒めてあげたいです。

入部してからは、ラクロス漬けの日々を送っています。全員が初心者のスポーツ。練習すればするだけ上手くなるし、周りに差をつけることもできる。そして何よりも、なぜか分からないけどとにかく楽しい。できないことだらけだけど、楽しい。1年生の間は夏に行われる新人戦サマーステージ、冬に行われるウィンターステージに向けて、最高の同期達と共に毎日切磋琢磨し合いながら練習します。時にぶつかりながらも仲間と朝から晩まで過ごし、学生日本一に向け真剣にラクロスに向き合い、最高にバカになれるのがこのBLUE BULLETSです。僕は入部して未だ1年足らずですが、この1年は1年間とは思えないほど濃いものでした。勝利の喜びも、敗北の悔しさも、たくさん味わいました。チームに対する責任を自覚したり、自分のプレーで仲間を喜ばせる経験をしたり、無償の愛で支えてくれるコーチや先輩、OBに出会ったり。普通に生きていたら、ここまで心を揺さぶられる生活を送ることはできないだろうと、日々感じます。そしてこれからの3年間で僕は先輩、同期、そして40期になる皆さんと、どんな景色を見ることができるのか、今から楽しみで仕方がありません。

BLUE BULLETSのひとりひとりには、その人だけの原動力があります。学生日本一を手にしたい。純粋にラクロスがしたい。選手の力を最大限に引き出したい。BBを通して自己表現をしたい。BBはそんな、それぞれ違う原動力を持った人々が、男も女も選手もスタッフも関係なく、同じ方向を向いて走ることで大きな力を生み出す組織です。新入生の皆さんには一度、そんな部員たちと話して、その気持ちに触れてみてほしいのです。きっと大なり小なり、感じる何かがあることでしょう。その感情をぜひ咀嚼してみてください。私たちはいつでもグラウンドで待っています。

自分が入部を決めた決め手は直感でした。人生は出会いとタイミングだと思い、決意しました。今のところその選択は大正解だったと感じていますが、本当に正解だったのかは分かりません。むしろそれは、自分の行動次第で決まっていくのでしょう。このブログを読んでくださった皆さんにはぜひ一度、グラウンドに足を運んでいただいて、ラクロスという競技を肌身で感じて欲しいと思います。部活に入ることを迷っている人も、どの部活に入るか迷っている人も、何をするか何も目処が立っていない人も、とりあえずラクロスを一度味わってみませんか。百聞は一見に如かずです。皆さんの心はこのブログを読む何倍も動くに違いありません。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださって本当にありがとうございました!皆さんの大学生活が豊かになることを、心から願っています。皆さんの心を動かす準備をして、グラウンドでお待ちしています。皆さんにお会いできるのを心待ちにしています。

2年MF#33武田慶太



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