1という数字にこだわって
2022/07/29
中高時代、勉強ではずっといい成績を保っていたけど1番を取り続けていたわけではなく、頑張っても敵わない子がいて、いい成績は取れているんだし1番じゃなくていいやと思って過ごしていた。
中学の時は野球をやっていて、その時も同じでレギュラー目指して頑張ってはいたけど上位層には勝てなさそうだからスタメンで試合に出られればいいやと思って練習に取り組んでいた。
こういう風に俺は今まである程度いい位置にいれば1番じゃなくてもいいやという気持ちで生きていたと思う。でもラクロス部に入って、今の4年生が本気で日本一を目指し、それに向けて時に挫折しながらも、ひたむきに努力している姿を目にして、自分の中での考え方が一転した。
1番になりたい。
これはサマーの大会で優勝したいこともそうだし、チームの中で1番上手くなりたいというのもそう。今までだったら3年後リーグ戦にスタメンで出られるようにがんばろうとしか思えなかったけど今は違う。38期で1番ラクロスがうまい人間になりたいし、38期を1番強いチームにしたい。
口で言うだけなら簡単でその実現のためになにか行動をしなきゃ意味がないし、実際俺は無理だと思って限界を作るのがまだ早いとコバさんにも言われ続けてる。でも小さなことから1を意識することで日々自分を変えようと頑張ってる。フィールドトレで最後の1歩まで走り切る、体重を1キロ増やす、1番自主練をするなどなど。できていることもあれば全然できていないこともある。でもこういう日々の小さな1を意識して取り組んでいくことが自分だけでなく、チームの漸進的な成長にもつながって、38期がサマーで1番強い、そしてゆくゆくは日本で1番強い代になる日が来ると信じてる。
まだできていないことだらけだし、1番を目指すには人一倍の苦労や経験したことのないくらい辛いことも待っていると思う。そんな時も挫けずに俺は１という数字にこだわってラクロス人生を歩んでいく。このような１を日々積み重ねて、まずは1番に立った景色を夏の終わりに38期みんなで見てみたい。
1年 高橋慧