MG 松井絢彩
2024/02/29
(聞き手38期薮﨑)
まずは自己紹介をお願いします。
新4年MGの松井絢彩です。神戸大学附属中等教育学校出身で、法学部に在籍しています。
絢彩さんはバイタリティ高く多方面で活動されている印象がありますが、部活を通して自分の中で変化してきたことはありますか?
結構大きく変わってきたなという印象があります。もともと、人間関係も勉強も「広く浅く」が自分の特徴だなと思っていました。大学受験の時に全科目平均点くらいで合格した事もいい例かもしれないです。笑入部してから2年くらいの間もその特徴は変わらずで、新歓班もRelations班(協賛活動を中心として、部の魅力を外部へと広めていく班)もあまり深くコミットすることはなく、マネージャー業も特別なこだわりを持つこともなくやっていました。けれども、ここ最近は一つの事に集中して活動することが増えてきました。
新4年MGの松井絢彩です。神戸大学附属中等教育学校出身で、法学部に在籍しています。
絢彩さんはバイタリティ高く多方面で活動されている印象がありますが、部活を通して自分の中で変化してきたことはありますか?
結構大きく変わってきたなという印象があります。もともと、人間関係も勉強も「広く浅く」が自分の特徴だなと思っていました。大学受験の時に全科目平均点くらいで合格した事もいい例かもしれないです。笑入部してから2年くらいの間もその特徴は変わらずで、新歓班もRelations班(協賛活動を中心として、部の魅力を外部へと広めていく班)もあまり深くコミットすることはなく、マネージャー業も特別なこだわりを持つこともなくやっていました。けれども、ここ最近は一つの事に集中して活動することが増えてきました。
最近集中して取り組んでいることを一つ教えてもらえますか?
直近では、会計の変革に力を入れて取り組んでいます。代替わりをした時に、会計の現状の問題点を把握できているのが自分しかいないという危機感から出発しました。改善しないと後輩がこれから困ってしまうなと思って行動に移そうと決めました。
私も一緒に会計を担当する中で、その姿に影響を受けています。問題点と変革の内容、その必要性を聞かせてください。
私が考えている問題点は2つあります。1つは、部員から徴収している部費であるのに、その使用用途が逐一確認できる状態になかったこと。もう1つは前年度との比較検討をした上での予算の使用等が実施されておらず、今必要だから買う、というようなある意味向こう見ずな部費使用が行われてしまっていたことですね。その改善案として、形骸化していた稟議書を義務化して部員全員に見える化すること、更に、会計ソフトを導入し3ヶ月おきの決算を行うことで、計画的な予算の使用を可能にする仕組みを構築しようとしています。変革の必要性としては、強い組織なら会計が健全であることは当然だよね、という想いがあります。部の基盤である会計が蔑ろにされているようではダメだなと思って取り組んでいます。
責任ある立場、私も一緒に頑張ります!次はMG業務についてお話を聞かせてもらいます。普段の練習ではどんなことを意識していますか?
グラウンドでのこだわりは、極力色んな人に話しかけることです。もちろんMG業務が忙しい時はそうはいかない部分もありますが、少し余裕がある時は撮影をしているASに「私が変わることで何か出来ることはない?」と話しかけたり、怪我で練習から抜けている選手に雑談を持ちかけたり、高次元のメニューの笛を吹いている時は、痛そうにしている選手に大丈夫か確認する声をかけたり、武者に来ていただいている他大学の方に話しかけたり。こだわりというよりは結構無意識にやっていることかもしれないですが、思い返すと私はその傾向が強いのかなと思いました。
現在の新4年チームスタッフ(以下TS)は5名ですが、その中で自分の役割や立ち回りで考えていることはありますか?
前提として、同期TSには厚い信頼を置いています。主務として部全体の規律に目を配ってくれていたり、唯一のTRとして選手を引っ張っていたり、選手目線に立ちながら審判として活躍していたり、ラクロス界全体に目を向けて発信をしていたり、と異なる分野で活躍しています。そんな頼もしい同期TSの中で自分は、立場に囚われる事なく一番自由に発言ができることが大きな特徴だと考えています。先ほどお話ししたように、「広く浅く」様々なことに関わってきたからこそ、違う角度からみた意見を出せるのではないかなと。例えば、日々のボールアップ一つをとっても、会計をやっているからこそボール1球を失くすことの重みを現実味を持って知っていて、しつこいと思われるくらいに選手にその重要性を伝える努力をしています。
直近では、会計の変革に力を入れて取り組んでいます。代替わりをした時に、会計の現状の問題点を把握できているのが自分しかいないという危機感から出発しました。改善しないと後輩がこれから困ってしまうなと思って行動に移そうと決めました。
私も一緒に会計を担当する中で、その姿に影響を受けています。問題点と変革の内容、その必要性を聞かせてください。
私が考えている問題点は2つあります。1つは、部員から徴収している部費であるのに、その使用用途が逐一確認できる状態になかったこと。もう1つは前年度との比較検討をした上での予算の使用等が実施されておらず、今必要だから買う、というようなある意味向こう見ずな部費使用が行われてしまっていたことですね。その改善案として、形骸化していた稟議書を義務化して部員全員に見える化すること、更に、会計ソフトを導入し3ヶ月おきの決算を行うことで、計画的な予算の使用を可能にする仕組みを構築しようとしています。変革の必要性としては、強い組織なら会計が健全であることは当然だよね、という想いがあります。部の基盤である会計が蔑ろにされているようではダメだなと思って取り組んでいます。
責任ある立場、私も一緒に頑張ります!次はMG業務についてお話を聞かせてもらいます。普段の練習ではどんなことを意識していますか?
グラウンドでのこだわりは、極力色んな人に話しかけることです。もちろんMG業務が忙しい時はそうはいかない部分もありますが、少し余裕がある時は撮影をしているASに「私が変わることで何か出来ることはない?」と話しかけたり、怪我で練習から抜けている選手に雑談を持ちかけたり、高次元のメニューの笛を吹いている時は、痛そうにしている選手に大丈夫か確認する声をかけたり、武者に来ていただいている他大学の方に話しかけたり。こだわりというよりは結構無意識にやっていることかもしれないですが、思い返すと私はその傾向が強いのかなと思いました。
現在の新4年チームスタッフ(以下TS)は5名ですが、その中で自分の役割や立ち回りで考えていることはありますか?
前提として、同期TSには厚い信頼を置いています。主務として部全体の規律に目を配ってくれていたり、唯一のTRとして選手を引っ張っていたり、選手目線に立ちながら審判として活躍していたり、ラクロス界全体に目を向けて発信をしていたり、と異なる分野で活躍しています。そんな頼もしい同期TSの中で自分は、立場に囚われる事なく一番自由に発言ができることが大きな特徴だと考えています。先ほどお話ししたように、「広く浅く」様々なことに関わってきたからこそ、違う角度からみた意見を出せるのではないかなと。例えば、日々のボールアップ一つをとっても、会計をやっているからこそボール1球を失くすことの重みを現実味を持って知っていて、しつこいと思われるくらいに選手にその重要性を伝える努力をしています。
定期的にTSミーティングを開いて意見交換の場を設けてくださっているのも絢彩さんですよね。後輩との関わり方では、どのようなことを意識していますか?
そうですね。TS全体のキャパシティを広げたいというのが私が掲げている今年の目標の一つです。今まではなんとなくMG(マネージャー)、TR(トレーナー)、AS(アナライジングスタッフ)の間で壁があるような気がしていました。他のポジションへの要望を共有したり、小さな悩み事を共有したりする自由な場としてTSミーティングを開いています。直近では、春合宿中に選手がTSに対して思っていることを聞いてきてもらい共有するという議題でミーティングを開催しました。先輩選手との関わりを自分から持ちにくい子たちの手助けを出来たらなという意味も込めて実施しました。 後輩に対しては、自分はこの役職が適しているからこの仕事をやりますというよりも、一人一人が自分の好きなことに取り組んで行ける環境を作ってあげたいと思っています。そのためには、一人一人と関係性を作ることが必須だと思って、冬の代替わりに伴うオフシーズンは後輩TSをご飯に誘って、その子が考えていることや興味を持っていることをひたすら聞き出す機会を設けました。
後輩に好きなことをさせてあげたいという想いのために、自分が適していると思う役割をどんどん吸い上げていってくださっているなという印象を受けました。最後に、そんな絢彩さんのラストシーズンの野望を是非教えてください。
自分の好きなことと、適していることが上手く融合したイメージですね!今シーズン終わった時に絢彩さんがいたから自分はこんなことにも挑戦出来たかもしれないなと思ってくれる人がいてくれたら、それが自分の一番の理想ですね。ただ、これはTS目線から見た私の理想像であって、PL目線で考えてみるとあまり思い浮かばないのが正直なところでした。けれど、先日行った春合宿の全体ミーティングで後輩にあたる、39期の選手と話した時に「絢彩さんはコミュニケーション能力が高いから、TSと選手の架け橋になって欲しいです。」と言われたんです。今年色々と全体に向けて発信することに力を入れていく中で、選手とのコミュニケーションというのは、見失ってしまっていた部分だなと納得しました。3年生までの間は選手とのコミュニケーションというのは、自分の大きな強みだと考えて一番意識的に取り組んでいたところなので、今一度頑張ってみようと思っています。
そうですね。TS全体のキャパシティを広げたいというのが私が掲げている今年の目標の一つです。今まではなんとなくMG(マネージャー)、TR(トレーナー)、AS(アナライジングスタッフ)の間で壁があるような気がしていました。他のポジションへの要望を共有したり、小さな悩み事を共有したりする自由な場としてTSミーティングを開いています。直近では、春合宿中に選手がTSに対して思っていることを聞いてきてもらい共有するという議題でミーティングを開催しました。先輩選手との関わりを自分から持ちにくい子たちの手助けを出来たらなという意味も込めて実施しました。 後輩に対しては、自分はこの役職が適しているからこの仕事をやりますというよりも、一人一人が自分の好きなことに取り組んで行ける環境を作ってあげたいと思っています。そのためには、一人一人と関係性を作ることが必須だと思って、冬の代替わりに伴うオフシーズンは後輩TSをご飯に誘って、その子が考えていることや興味を持っていることをひたすら聞き出す機会を設けました。
後輩に好きなことをさせてあげたいという想いのために、自分が適していると思う役割をどんどん吸い上げていってくださっているなという印象を受けました。最後に、そんな絢彩さんのラストシーズンの野望を是非教えてください。
自分の好きなことと、適していることが上手く融合したイメージですね!今シーズン終わった時に絢彩さんがいたから自分はこんなことにも挑戦出来たかもしれないなと思ってくれる人がいてくれたら、それが自分の一番の理想ですね。ただ、これはTS目線から見た私の理想像であって、PL目線で考えてみるとあまり思い浮かばないのが正直なところでした。けれど、先日行った春合宿の全体ミーティングで後輩にあたる、39期の選手と話した時に「絢彩さんはコミュニケーション能力が高いから、TSと選手の架け橋になって欲しいです。」と言われたんです。今年色々と全体に向けて発信することに力を入れていく中で、選手とのコミュニケーションというのは、見失ってしまっていた部分だなと納得しました。3年生までの間は選手とのコミュニケーションというのは、自分の大きな強みだと考えて一番意識的に取り組んでいたところなので、今一度頑張ってみようと思っています。
思考を重ねて実際に行動まで移す絢彩さんの強みの秘訣を聞くことができました。ありがとうございました!