三浦



【2023 Freshman blogs vol.36 三浦 正和】


2023/08/24



『責任』


五月祭で早稲田に、脳筋フェスで日体に勝った時のあの高揚感が、自分がラクロスに全力で取り組む理由になっている。
それは、高校生の頃では試合することもできなかったような相手に勝てた、という喜びだけではない。上級生や、Fコーチ、なにより同期が心から喜んでいることがなにより嬉しかった。

そのときから、自分は勝つために、その景色を見るために、がんばろうと決めた。もちろんその時は発展や壁打ちは欠かさずやろうと思っていたし、勝つための努力を惜しもうとは微塵も思っていなかった。
しかし、やはりというべきか、自分は弱かった。発展は最低限対人メニューだけやればいいや。とりあえず壁打ち行ってメニューやればいいや。時間が経つにつれ、楽な方に流れてしまった。
ただ、この”弱さ”は、自分だけではなく、39期全員が持っているものだった。

ラクロスというスポーツは正直で、それまでの取り組みがそのまま結果に表れる。
7月の練習試合では早稲田にはもちろん負け、2部校の青学・神奈川大きも負けた。
“甘さ”を痛感した。
本当に悔しかった。
Aチームはあんなに強いのに。Fコーチの35期はあんなに強かったのに。
このときは、どうしようもない苛立ちで、集合と離散でだらけたり、負けたあとヘラヘラしながら集合時間ギリギリに来る同期を腹立たしく思い、当たったりもした。
ただ、それは自分自身は勝利に何も貢献できてないことを認めたくなくて、人のせいにして下手な自分からの逃げていただけだったことにすぐに気付いた。無力感に打ちのめされた。
だから、自分はキャプテンズに立候補した。このままではいけない、俺がチームを勝たせる。その思いでキャプテンズになった。
しかし、チームの成長、チームの勝利に一番責任を持つ役職は、正直荷が重かった。思い通りにならないことばかりだし、ただでさえ自分は下手なのにチームの成長も考えなければいけないのは本当に難しかった。幸い、キャプテンズは自分の他に2人いるし、キャプテンズに立候補した人はさらに4人もいた。自分が練習を全力でやっていたら、この7人以外もチームのことを考えてくれるようになった。

8月で、39期は大きく成長した。ラクロスについてはもちろんのこと、人としても。今では39期のプレーヤー、TS全員が同じ方向を向いている。
サマーの優勝を本気で目指している。サマー優勝を目指すに値するチームになったと、自分は本気で思っている。
自分たちの成長を常に考えてくれているFコーチ、気になることがあれば時間を割いて熱心に教えてくれる上級生、現役がラクロスに集中出来るように支援してくださるOBの方々、気兼ねなくラクロスをやらせてくれている両親、お世話になっているみんなの思いを背負って戦う。

負ける訳にはいかない。勝たなければいけない理由がある。責任がある。

来たるサマー。予選から、全力で。

1年 三浦 正和



向田さん 挿入

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