2012 soul vol7



『歓喜』


2012/11/02



慶應義塾大学
個人的に色々な思い入れのある相手
2011年6月12日
練習試合で大敗を喫した
何もできなかった自分が情けなかった
ただただ悔しかった
上手くなってAの試合に出ることが、いつしか自分の目標になっていた
大した実力もないのにスタメンに抜擢された自分に満足しかけていた自分が死ぬほど憎くなった

2011年9月19日
勝てばリーグ戦1位通過が決まる大一番
点を取っては返され、取っては返されるという緊迫した試合
満員のスタンドからはワンプレー毎に起こる歓声・どよめき・ため息
とにかく楽しかった
結果は8-7で東大の勝利
試合後の挨拶、皆すごくいい笑顔だった
20年間で一番幸せな80分間だった
こんな感情をもう一度味わいたいと心から思った

2012年11月3日FINAL4
勝てば3年連続のFINAL
負ければ引退
慶應は強い
不安はたくさんある
だけどやることは変わらない
一瞬一瞬自分の全力を出すだけ
21年間で最高の80分間にする
あの歓喜をもう一度

2012年度DF長 4年LG#56 久徳洋平 『歓喜』