2013 soul vol4



『自戒』


2013/10/06



4時半頃に目を覚まし、ぼーっとしながら支度して、朝飯を頬張りながら、駅まで歩く。
誰もこんな時間起きてないだろって思うけれど、駅のホームには老若男女関わらず色んな人が電車を待っているし、
いつも乗る車両には大体馴染みのラクロッサーが1人や2人、先に乗っている。
俺なんかよりもずっと早い時間に起きて、もしかしたらもっと少ない睡眠時間の中で練習しているのかもしれない。
「残念。お前だけじゃねえんだぞ。」
そんな風に釘を刺された気分で、毎朝グランドに向かう。
自分より努力してる人間は絶対いる。
その考えはずっと捨てられない。
自分のやってきたことに自信が無いとか、上には上がいるって開き直るとかじゃなくて、
ただそう考えるだけで、自分のやってることに満足なんて到底出来ず、恥ずかしくなる。
戒めになる。
もっと上手くなる原動力になる。

チームスピリットを掲げてから、頑張ることが目的化してしまうことが一番怖かった。
大事なのは、それが目標を達成するまでの指針であること、手段であること。
結果が出るまで継続しなければ、意味がないということ。
リーグ戦も佳境に入り、確かに少しずつ結果はついてきてくれていると思う。
でもこの先、負けられない試合がずっと続く。
自分とチームを労うのは、全部勝ってから。
今年こそ、勝ってシーズンを終える。

今日は法政戦。
最後まで結果にこだわる姿勢を見せつけよう。

2013年度副将 4年MF#4 室井啓介 『自戒』