vol.27 栗原敬之 「壁」




2022/08/28





38期ゴーリーの栗原敬之です。
僕は器用貧乏です。運動神経もまあまあくらいにはよく、頭も悪くはない。でも僕はそれが好きではありません。いろんなことがはじめからまあまあできるせいで最初はみんなよりできることが多いですが、はじめになんとなくでやってしまうせいで、そのまあまあ以上に成長するにはかえって時間がかかってしまいます。
そうやって壁にぶつかってる間に他の人が何かを掴んで急成長を遂げると差を縮められた、抜かされたと感じるからです。
その度に僕は焦って自分に失望します。

ゴーリーになって3ヶ月、今自分はその壁にぶつかっているように感じます。
型が固まってきたり、いろんな球への慣れを感じることがある一方で最近は、なんでこれが入っちゃうの?と自分の動きの遅さや未熟さに苛立ってしまうこともあります。
でもそんな時も練習に励むのには二つ理由があります。

一つは、笠井さんと多賀と日本一のゴーリーになると決めたから。
東大のゴーリーになるとは日本一のゴーリーになること、と言われて多賀と歩み出したからには伸び悩んでいるからといって立ち止まってはいられません。日本一のゴーリーへの道は果てしなく長いですが、それになりたいし、ならなきゃいけないと思っています。

二つ目はチームを勝たせたいから。
僕は38期の同期が大好きです。みんなと頑張るからこそ日本一を目指して頑張ることが好きです。
ゴーリーは試合ではいうまでもありませんが、練習でもとても大事な存在です。ゴーリーが下手だったら練習で簡単に点が入ってしまうためシューターが成長しません。だからゴーリーが上手くなることはチームが上手くなり、強くなることと直結しています。
みんなとともに強くなってみんなと一緒に日本一になるためにいいゴーリーになりたいし、みんなを勝たせるために相手のシュートを止めたいです。

サマーまであと2日となりました。走り出したばかりの僕たちですが、今までやってきたことを信じて勝ち切ります。僕はそのために体を張って壁になって相手のシュートを止め続けるし、こいつがいるから大丈夫と安心してみんながプレーできるようチームの支えになります。サマー、そしてその後も応援よろしくお願いします。



1年 栗原敬之


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です