『プライド』
2024/11/3
【2024ブログ企画 vol.24】 森本慶太郎 (3年/FO)
「入ってから、もうどうしようもなく結果も出なくて、周りの環境も好きじゃなかったらどうする?」
と前に面接で聞かれた。
そんなん転職するでしょと思いつつも、真剣に考えてみた。
東大ラクロス部は自分にとってまさに試練で、半年遅れて入部して、半年怪我して、やめたいと思う時期もかなりあった。
で、次に怪我したらやめようと決意していたのに、そっからは全然怪我しなかった。
なお周りとの差は特段縮まっておらず、なおみさんには痛めつけられるし、山さんも全否定してくるし、高木は怖いし、慧も詰めてくるし、こうせいは上手いし。
全然楽しい時間より辛い時間の方が長かった。
そもそもラクロス部を続けている理由は何?
人それぞれあると思う。
ラクロスが好きだから。友達がいるから。モテたいから。自己実現。面白い人間になりたいから。
大学生活で利害関係を気にせず何かに打ち込める最後の機会だから。
自分もいろんな理由を持っているけど、辛い期間を乗り越えられた理由の一つは「プライド」だと思う。
期待されていないと思うことも、同期がユニフォームを着ている中自分はスタンドで応援していたことも、全部自分の実力不足であり、そんな自分を許せなかった。
抱いていた憧れの姿。
ユニフォームを着てグラウンドに立つ。
そして観客を沸かせる。
理想と現実の乖離に失望しながらも、その像への渇望は褪せなかった。
ここでやめたらダサすぎる。
これが俺の原動力だった。
だから考えた末、冒頭の問いの答えは、「それでもプライドで何度でも生き返ります」だ。
入れ替え戦、一人一人が、グラウンドに持ち込む気持ちは違っていい。
勝つという強い気持ち。
窮地こそ楽しもうという気概。
自分が決めるという熱い思い。
俺は東大ラクロス部史上一番の窮地において、ただ一つ、プライドを持ち込む。
一つもポゼッションは渡さない。
Blue Bullets Face Offerの一枚目として絶対に負けない。
俺は絶対に勝ってボールを繋げる。
そのあとは信頼できる仲間に頼んだ。
一人一人がベストを出して圧倒しよう。
勝つぞ。
次はウォルシュさん!
今シーズン本当に助けられました!
ラストマッチもお願いします!!