【2024Fブログ企画 vol.9】 野村 優菜(1年)



『意義』


2024/8/25


                        

【2024Fブログ企画 vol.9】 野村 優菜 (1年/MG)



大学に入って部活をやるなんて考えられない。そう言い続けてきたし、友達にも同じことを言われ続けていた。
大学に入ってしたいことは留学をすることなんだから。

でも、ラクロスの試合を見て、練習に来て、その熱気にやられてしまった。それに、上級生TSの方々は全員かっこいい。誰よりも早く着いて知らぬ間に準備を済ませている。練習を円滑に回し、誰よりも遅く帰りグラウンドの鍵を閉める。グラウンド外でも戦術分析や広報活動に時間をさく。明るくてラクロス愛が強い先輩に憧れてしまった以上、私もその憧れに近づけるようになりたい。そう思うようになり、さきさんから見せてもらった部員との楽しそうな日々につい惹かれて、入部した。

そこからというもの、他のTSも加わって、40期と知り合い、仲間ができた。仲間と一緒に多くの時間を過ごしてきた。たくさんの試合、武者、上級生の練習にも行って過ぎていったあっという間の4ヶ月。

このブログを書いていて、今までの4ヶ月の中でも思い出されるのはF合宿だ。そこで上級生TSが少ない中で練習を回し、その大変さに音を上げてしまった。そんな中プレーヤーになんでマネをやってくれているのかと聞かれた時、一瞬時間が止まったかと思った。プレーヤーならまだしも、自分で結果を残すことはできないし、リターンも少ないと。すぐに言い返すことができなかった。かろうじて出た答えは自分は人を支えていくのが性に合っているということだったと思う。

でも今思うと、私は人を支えていきたいと思っていたのじゃなく、自分が目立つのが怖かったのかもしれない。スポーツは努力に比べて結果がついてくることが圧倒的に少ないのを、中高の部活で思い知らされた。怪我をするリスクだってある。このようなことから逃げたと言っても嘘ではない。
私はマネージャーをやる意義を見失いかけてもいた。

私がこのチームの練習を作っている。そういう自覚を持って欲しいとコーチにも言われ、今までその意識でやってきた。暑い練習の中、水を飲んでほしいけど、ぬるいボトルをあげる時の罪悪感。荷物を移動してもらうこと。申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

でも、部員からのありがとうの一言、そして練習や試合を重ねるごとにめきめき成長するプレーヤーの姿を見ると、この部活をやっていてよかった、と思える。

だから、これからも私の存在意義を証明したい。練習をテキパキ回して、みんなのクールダウンの時間もとること。ラクロスのルールを理解して、試合展開を面白みを含めて実況すること。目標なんていくらでもある。

練習外でもトレーニングをする彼らの背中を押してあげたい。練習外でもプレーヤーのためを思って活動しているTSに勝ちを届けてあげたい。そう思ってしまった以上、動かないわけにいかない。

一年 野村優菜

向田さん 挿入

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