38期 対談企画 vol.3



38期 対談企画 vol.3


2025/02/13
インタビュアー:4年MG薮﨑友那


反響も大きい4年生紹介企画。第3弾は、#3栗原敬之(経済学部・海城高校出身)、#77多賀悠貴(文学部・岐阜高校出身)、AS米今咲喜(文学部・神戸大学附属中等教育学校出身) の3名をご紹介します。
ゴーリーとして東大の守備の要を担う2人が語る過去の思い出から今後の目標、そして唯一の最上級生ASとして奮闘している米今の率直な言葉を聞くことのできる対談企画となりました。是非ご一読ください!

向田さん 挿入
 
左から#3栗原敬之、フレッシュマンゴーリーコーチの笠井一成さん、#77多賀悠貴


まずは他己紹介、お互いへの率直な気持ちはいかに!?

(薮﨑) 最初に、他己紹介をお願いしたいと思います!まず背番号3番、栗原敬之選手についてお願いします。

(米今) そうですね、一言で表せばくりは「38期のお父さん」的なポジションだと思います!毎年のオフ期間恒例の同期旅行は、毎回プラン決めも予約も全てやってくれますね。

(薮﨑) 今年は特に行き先をみんなに知らせず、いい所見つけちゃったから当日のお楽しみ!って嬉しそうに話してくれたのが、まさにお父さんでしたね。

(多賀) 良いやつなんだけど、「良いやつ」って表現で表すのは違うんだよなぁ。

(米今) これをした方が良いって思ったことに対して、自分を律して継続してできるよね。心からしたいことじゃなくても。エースゴーリーとしてのプレッシャーと、同期の中でのお父さんポジションにストレスを感じてないか心配だね。

(多賀) くりは大人なんだよな。意外と口悪いところもあるし、いじられキャラでもあるけれど(笑)最近は、岡本(38期#1岡本選手)メインで恋愛相談を受けたりしてたりもするよね。

(薮﨑) 昨年からすっかりいじられることが増えたイメージが私にもあります。次に背番号77番、多賀悠貴選手についてはどうでしょうか?

(栗原) 素直だね。自分がこうしたいとか、逆にしたくないって感情も素直に表せるのが多賀の良い所。

(多賀) ピュアボーイってことか。

(米今) まさに!ピュアボーイだ!

(薮﨑) 私からみても、誰よりも同期に対する愛が強いイメージがありますね。プレーの特徴とかはどうですか?

(栗原) 同じことの繰り返しになってしまうけれど、やっぱり素直。試合とか気合いが入っている日のプレーだったり、良いイメージを持って臨めている時は本当にうまくいくけれど、一回ダメだって思い込んじゃったらなかなか難しいよね。

(多賀) そうだね、自分でもむらっけが多いなとは思うね。

(米今) プレー面ではないけれど、「岐阜の神童」なのは多賀を語る上では忘れちゃいけないね!今のBLUE BULLETSで唯一の岐阜県出身だもんね。

(薮﨑)ゴーリー同士だからこそ分かる話をありがとうございます。では、最後にさきに対してはどうでしょう?

(多賀)さきは頑張ってるよね。したいことを全部やるっていう感じが伝わってくる。

(栗原)これやった方が良いんじゃないかとかを良く考えているし、それを周りにも伝えなくちゃいけないっていう気持ちがあるよね。そういう所とても良いと思う。

(多賀)俺と同じでピュアガールだね!(笑)

(米今)良くメンタルに波が来てしまうから、くりと話すと落ち着くしいつもありがとうと思っています!

(多賀)え、俺は!?

(米今)何も考えてないからイラっときてしまう場面も多いけれど、素直だからこそ元気をもらえる日もある。相手の気持ちを読み取ろうとしてくれているなって感じる場面も多いしね。





背番号に懸ける思いとは??

(薮﨑) お互いに率直な紹介をしてくれてありがとうございます。次は背番号の話を是非聞いてみたいなと思います!くりが25シーズンが始まるタイミングで今までつけていた0番から、3番に背番号に変えたと思うのだけれど、その経緯だったり思いだったりを教えて欲しいです。

(栗原) 1年生から今までずっとつけていた0番は俺らの代のフレッシュマンコーチでゴーリーだった笠井さんが現役時代につけていた背番号。24シーズンは着実にゴーリーとしての実力が上がったなと思う反面、結局リーグ戦には出れなかったなっていう思いがあったシーズンでした。そんな24シーズンが終わるタイミングで現役時代背番号3をつけていて、今も日本を代表するゴーリーとして活躍されているたいしょうさん(東大ラクロス部OB、現社会人クラブチームGrizzlies所属、大嶋省吾さん)が自主練に沢山来てくれたんだよね。その期間で教えてくれたり、一緒にやったりする中で、やっぱり上手いなって思った。たいしょうさんが現役時代、DFの要となってチームを勝たせるだけの絶対的な強さを持っていたのと同じように、ゴーリーが活躍しないと今年も勝てないなって思っている。だから、たいしょうさんくらい活躍してチームを勝たせる決意の意味も込めて、3に変えたね。

(薮﨑) ここまで詳しく聞いたのは初めてでした。決意が加わった番号だったら、試合でユニフォームを着る度に背筋が伸びそうですね。時間軸は戻ってしまうけれど、0番を笠井さんから受け継いだ時のエピソードはありますか?

(栗原) 1年生の夏頃に雑談感覚で、俺番号受け継ぎますよって話を笠井さんにしたら、「お前は0とかじゃなくてもっと良い番号付けれるようになれ」って言ってくれたのが一番印象的かな。実は、このタイミングで背番号を変えるのは不義理かなとも思っていたんだけど、そのエピソードが背番号を変える背中を押してくれたね。

(薮﨑) それだけゴーリーの中では印象的な番号なのですね。たいしょうさんもGrizzliesで背番号3番を今もつけていらっしゃるから、A1(全日本選手権)で3番同士が試合前に握手する姿が見れるかもしれないっていうことですね。楽しみです!

(栗原) そうだね!俺もその姿を想像するとわくわくするな。

(薮﨑) 次は多賀!背番号は1年生の頃からずっと変わらず77番だけれど、何か理由はあったりするのでしょうか?

(多賀) 単純に77っていう数字が好きなんだよね。俺のラッキーナンバーで、お守りみたいなイメージかな。

(薮﨑) 多賀って願掛けとかルーティンとかを大事にしているイメージが私もあります。

(多賀) 足首につけているこの紐も俺の神社みたいな感じ!去年の11月からつけているんだよね。

(栗原) それって確かお母さんからのプレゼントじゃなかったっけ?

(多賀) そうだよ。もともと紐の状態でお母さんにもらったんだけど、自分で切ってミサンガにした。

(栗原) 紐を切っちゃう部分には抵抗感はないんだ(笑)

(薮﨑) ミサンガの話は初めて聞きました!とても素敵だね。



向田さん 挿入
#77多賀悠貴がお守りとしてつけるミサンガ


東大ラクロス部の外に広がる活動

(薮﨑) 次は沢山のことに精力的に取り組んでいるさきに、Relations班の活動について聞きたいです。

(米今) 最高のスタンド作りをするためにBLUE BULLETSの枠を越えて外部の方とのつながりも作っていくRelations班は、去年壁にぶちあたることが多くて大変なことだらけでした。でも今年は、去年の苦労が基礎になって、しっかりと目標を定めて進んでいけている感覚があります。

(薮﨑) 今は新2年生からもメンバーを再募集していますよね。苦労する場面はどのような所ですか?

(米今) そうだね!後輩もしっかりと巻き込みつつ、できることをどんどん広げていきたい思いです。苦労しているのは、継続することかな。日頃のビデオのアップ作業等とは違って、やらなかったからと言って直接的な損害が出るような活動ではないからこそ、継続するのが難しいね。でもそこは、班員の力を借りて頑張っていきます!


向田さん 挿入
37-40期のAS集合写真(写真中央米今)


(薮﨑) 班員だけではなくて、チーム全体のテーマだと思ってみんなで取り組んでいきたいですね。東大の外に出ていく活動っていう意味だと、くりは学連の活動にも積極的にやっているイメージがありますが、詳しく話を聞きたいです!

(栗原) 入ったきっかけは2年生の時にウォルシュさんからDMで誘われたことかな。当初は他にやる人がいないなら自分がやるっていう昔からの性格が理由で入ったところが大きい。考え方が大きく変わったのは、23シーズンかな。リーグ戦関連で東大が我儘な要望をしてしまった時に、3年の平部員だったウォルシュさんが1個上の主将に対して、東大の見られ方も意識してしっかり意見を言う姿がかっこよく感じた。そこからウォルシュさんを尊敬するようにもなったし、自分がそんな役割を引き継ぎたいなという思いも生まれたな。今は学連に友達も増えてシンプルに楽しいのも、続けている大きな理由だね。




今後のビジョン

(薮﨑)では最後に後輩との関係や、今年のビジョンについて聞きたいです。

(多賀)今はやることをやるしかないなというメンタルでいる。後輩との関係も意識しすぎることはないかな。俺はあまり人から言われるのが好きなタイプではないから、言う人もいれば言わない人もいて良いかなという考えでおるなぁ。自分が納得しないと、やろうって思えないやん?

(薮﨑) 多賀は昔から自分に集中している感じがします。

(米今) それが一番見えやすいのってSlack上の個人発展チャンネルだよね。

(多賀) 元々みんなに見られる設定にするつもりはなかったんだよな。1人でやってたけどゴーリーにバレて公開して、次は同期、最後には全体に公開することになってた。

(栗原) あのチャンネルは本当に多賀の感覚的なところが出ているよね。

(米今) 是非写真も乗せて欲しいけれど、恥ずかしいよね(笑)最近はASとして、ゴーリーデータ出してるけどどう?

(栗原) データが全てではないのはもちろんだけれど、一個客観的な基準が増えるだけでもありがたいよね。

(米今) モチベのためのデータ、意味があるデータの2種類がデータにはあると思うんだよね。データ収集にかけている時間に対して、得られるものは少ないなと感じることが多いけれど、だからと言ってやらない理由にはならないなと感じている。少しの変化を生み出すことからはじめないとなっていう感じ。最近はプレーのポジティブな側面を測るデータの取り方をヘッドコーチと相談しつつ模索しているんだよね。今4年目にしてASがとても楽しい!!

(薮﨑) その言葉が聞けてとても嬉しいです!いよいよ最上級生になったけれど、後輩との関係はどのような感じですか?

(多賀) 後輩はとってもかわいいね。なおき(39期#30石川直樹)はなんかかわいい。ちょっかい出してくる感じとかね。川中(39期#12川中康太朗)はノリが良い。俺のノリに乗ってくれる貴重な人材。

(栗原) 普段すんとしてる感じだけど、急にぽっと面白いこと言うんだよね。

(米今) ASは組織としては緊張感があるから、一概にかわいいっていう感じではないかも!抜かされるかもって気を張らないといけないシーンもあるからね。ただ、今年は全員で協力して何かデータを出す関係性を作りたいね。

(薮﨑) 人数の少ないユニットだからこそできる取り組みも沢山ありそうですね。今日は珍しいメンバーの対談となりましたが、だからこそ聞ける話もあったように思います。ありがとうございました!



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