【2023ブログ企画 vol.9 野島 大毅】(4年SSDF#2)
2023/08/08
ラクロス部に入ってからの生活は、自分の弱い、嫌な一面と向き合うことの連続だった。
練習して、壁打ちして、筋トレして、発展して。その繰り返し。
当たり前に続けるべきそのサイクルから、
練習の負荷が高かったから、
授業があるから、
バイトがあるから、
遊ぶ予定があるから。
そんな言い訳を並べて逃げようとする自分が嫌だった。
少しでもマシな自分になるために。
弱い自分を克服したくて入部を決意したあの日より、強い自分になるために。
少し前までの原動力は、そんな後ろ向きなものだったと思う。
今はそれもまだあるけど、少し違う。
忘れられない瞬間がある。
一年の時のwinter。サマーがなかった自分達にとっては初めて同期で戦う公式戦で、負けたら終わり。
相手は練習試合でボコボコにされていた早稲田。
最後の笛が鳴って、勝利が決まったあの瞬間。
涙ぐんだ蓮の顔。
飛び跳ねる大輝。
いつも通り奇声を上げる大尾嘉。
本当に心の底から嬉しくて、ガラでもなく涙が込み上げてきたことを覚えている。
そんな瞬間が、この部に入ってから、特に今シーズンは沢山あった。
きつい練習も、壁打ちも、筋トレも、発展も、折れそうになった時は未来に待っているその瞬間をイメージすると、じっとしてはいられなくなる。
想像するだけで心躍る。
この合宿も、合宿後の練習も、1日1日、大事に進んでいこう。
ブロック最終戦まで40日、FINAL4まで68日。
残り僅かなこの大切な日々を、少しでも長く続けるために。
最高の同期と、頼もしい後輩と、1回でも多く、あの感動を味わうために。
4年SSDF#2 野島 大毅