【2023ブログ企画 vol.19 野々口 真伍】(4年AT#53)
2023/09/03
『日本一』
自分はこの3文字に憧れてこの部活に入った。
一度しかない大学生活でラクロス部という道を選択した。
サークルに入ってワイワイ楽しく過ごすこともできただろう。
ただ、この選択だからこそ味わえるものがあるし、なんとかして日本一というこの上ない達成感を味わいたい、そんな気持ちでラクロス部としての大学生活が始まった。
学年が上がるごとに日本一という重さをひしひしと感じた。
「日本一」という目標は3文字でごく簡単に言えてしまう。入部当初と現在の重さは別物と思えるくらい全く違うだろう。
このチームに入っていれば達成できるものでは決してない。過去の先輩方も同じ目標を掲げ、必死に努力してきたが届かず引退していった。
日本一を目指してるのは俺たちだけじゃない。他のチームを日本一を目指して必死に努力をしているはず。
そのチームと’同じように’必死にやってるだけでは儚く終わってしまう。
普通の人が起きてない時間に起きて練習に行き、練習が終わったら発展して壁打ちして筋トレして、日々日本一という目標のために努力をしている。
途中でやめて行ってしまった仲間達もいる。仲が良かった同期もやめてしまった。
それでも自分が決めたことは変えず、授業があっても長期休みでも関係なく、時には本当は行きたい友達からの誘いも断って、自分のやりたいこともたくさん犠牲にしてきた。 それも日本一のため。
一年生大会での敗北の時、そんなに甘くない現実を知った。
引退していく先輩方を見るたび、目標への距離を感じた。
練習試合で負けるたび、自分たちの足りないところがどんどん浮き彫りになった。
そうした経験を重ねながらも、日本一という目標のため努力をしている、つもりになっていた。
そしてリーグ戦、早稲田と法政に敗北した。法政にはボロ負け。
今までやってきた自分たちを信じて、俺たちなら勝てると思って挑んだはずなのに。今まで信じてた自分たちがただただ甘かった。
今まで信じてきた自分たちの努力はただ’同じように’、もしくはそれ以下の努力していたということだ。
幸いにも日本一への道はまだ途絶えていない。
今までと’同じように’やっていてはまた’同じように’敗北するだろう。
今まで以上に細部にこだわって練習するし、今まで以上に自分と向き合って壁打ち、筋トレをする。
今まで以上にチームの細かいところまで目を配る。
やれることはいくらでもある。
それでもまだ足りないんじゃないかと自問自答しながら、他のチームよりももっともっと努力をしていこう。
まずは次の武蔵戦。 今までのリーグ戦とは全く違う選手、チームと思われるくらい大きく変わった姿を見せつけようぜ。
この上ない日本一という瞬間のために。
4年AT#53 野々口 真伍