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【2023ブログ企画 vol.16 新郷 史弥】(4年BTM#6)


2023/08/23



『楽しさの証明』


4年前、僕はラクロスの楽しさに魅せられてBLUE BULLETSに入部した。
当初は日本一になるということがどういうことなのかよくわかっていなかったが、ただみんなでやるラクロスがとにかく楽しかった。そして、ラクロスが楽しいというのは今でも変わっていない。

実際に日本一というものを本気で意識し始めたのは、新人戦で立教に大敗した時だ。
今まで積み上げてきたものが全て否定された気持ちになり無力感でいっぱいになった。同時にこのような思いを二度としたくないと思い、より一層ラクロスに真剣に向きあうようになった。

それでもうまくいかず先が見えなくなることはこの4年間でたくさんあったが、その度にたくさんの人に支えられながら壁を乗り越えてここまできた。
そして、特にこの1年は、共に濃い時間を過ごしてきた最高の同期、少し生意気だけど本当に信頼できる後輩たちと共に最高学年として迎える最後のリーグ戦に向けて自信と力をつけてきた。

しかし、明治戦の一週間前、下顎の骨折を告げられた。3ヶ月は運動を控えてくださいと言われた。すぐ復帰できると思っていたから、事実を受け入れられなかった。

病室に帰って一人になると急に現実が襲いかかってきた。
このままラクロスができずに終わってしまうのかと思うと怖くて仕方がなかった。
そんな中、みんなからメッセージ付きのTシャツをもらった。本当に元気をもらえた。

まだまだみんなと一緒にラクロスをしたい。
四年間支えてくれた親、ts、コーチの方々に活躍する姿を見せたい。
勝ってみんなで抱き合って喜び合いたい。
いろんな思いが溢れ出てきた。

いつまでも下を向いているわけにはいかない。

全てが0になってしまったわけじゃない。

何千時間の筋トレ、ミーティング、練習で積み上げてきたものはこの体に蓄積されている。

僕はこのチームがFinal4へと進み、日本一になるということを知っている。

焦りはない。

前を向き続ける。

ラクロスは楽しいと証明するために。



4年BTM#6 新郷 史弥





向田さん 挿入

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