【2023ブログ企画 vol.13 堂前 季良】(3年MG)
2023/08/15
私は、自分の思いを言葉で人に伝えるのが得意ではない。
これまでも、なぜ自分がスタッフとしてこの部活にいるのか、チームに対してどんな思いを持っているのか、といったことを、同期や先輩、後輩にはっきりと伝えられたことはないと思う。
だからこそ、ブログ企画を主導し、このような機会をくださった匡司と酒主さんに感謝しています。
ありがとうございます。
拙い文章ですが、誰か一人にでも伝わっていたら嬉しいです。
私は、この2年間ほど、スタッフなら一度は考え、思い悩むであろう問いにとらわれ続けていた。
それは、同期の真珠も書いてくれていた「スタッフの存在価値」について。
私たちは、実際にプレーせずどうやってチームの勝利に貢献するのか。
自分の行動が、本当にチームの勝利に繋がっているのか。
試合に負けた時に、その悔しさをどうやって次の行動に移すのか。
こんなことを頭でぐるぐる考えて、結局大した行動に移せなくて、そんな自分が本当に嫌だった。
複数のことに気が回らず、迷惑をかけることもたくさんあった。
その度に悔しくて自分を責めた。
今もこの思いは消えない。
だけど、この前の明治戦でベンチに入らせてもらった時に、少し気持ちが変わった。
リーグ戦での初めてのベンチでとても緊張したが、自分にできることは全てやった。
グラウンドで一番大きな声を出して、鼓舞する言葉を常に選手にかけて、誰かがナイスプレーをしたら全力の笑顔と声掛けで迎えた。
これまであまり確信めいたものを抱いたことはなかったが、その時は、
選手、スタッフそしてコーチ全員で作り上げた、
勝つベンチだと思った。
自分がその一員として、ほんの少しだけ、勝利に直接貢献できた気がした。
今までは、勝敗に対するこだわりが弱く、責任感が足りないのではないかと悩んでいたが、
日が経つにつれて、このチームで勝ちたいという明確な思いが、自分でも驚くほどにどんどん強くなっている。
冒頭でも書いた通り、私は言葉で思いを伝えるのが得意ではない。
だから、日々の練習で、試合本番で、チームへの思いを立ち振る舞いに全て込める。
足を止めない。
グラウンドで一番大きな声を出す。
誰よりも動き回って、メリハリのある練習を作る。
誰かがやればいいことを、自分がやる。
それをマネージャーの「当たり前」にする。
この姿勢を、妥協せず保ち続ける。
これが私の表現の仕方。
そうやって、勝利の一因になる。
3年MG 堂前 季良