『適応』
2024/11/25
【2024Fウィンターブログ企画 vol.8.2】 チャン エリー (TR)
ラクロス部に足を踏み入れたのは、 日本語がもっと上手になりたい、そして新しい環境で人々と接してみたいという単純な理由だった。 韓国で中学·高校に通っていた時、「運動部」という概念は私にはとても遠く感じられた。 普通、運動部はプロアスリート志望やスポーツ推薦を目指す学生が所属する団体だったため、全く関心や関連経験がなかった。
4月、新歓期間中に色々なサークル·部活を見て回っていたところ、BBの明るくて活気に満ちた雰囲気が特に心に響いた。 皆親切だったし、気楽に迎え入れてくれる感じが良かった。 その時は「これなら楽しく大学生活ができるだろう」という軽い気持ちで入部を決心した。
そうして始まったラクロス部の生活は、私の予想とは少し違った。 時間が経つにつれ、周りの同期と先輩方がいかに情熱的に、そして責任感を持って活動しているかが分かった。 選手は練習だけでなく映像分析まで徹底して全力を注ぎ、スタッフは練習時間の他にもチームの運営とサポートのために絶えず努力していた。 その情熱を見て私も見習おうとしたが、かえって未熟な自分に気づいた。
今までこれほど自分をちっぽけな存在だと感じたことはなかった。 頑張ろうとしても思い通りにいかず、私よりもっとコミットメントのある同期と先輩方の前でどんどん小さくなる自分の姿が恥ずかしかった。 逃げたいという思いもあった。
その度にラクロス部の仲間が私を励ましてくれた。
朝日がこぼれ落ちるグラウンドで笑顔で挨拶をし、個々の役割に精一杯臨む選手とスタッフを見て私も元気になる。 また、こうした私たちをコーチの方々は時には厳しく、時には優しく指導してくださる。 上級生だけでなくF練習、そしてFTS育成に心を込める先輩スタッフはいつも手本となる。 先輩選手とはあまり接点がないが、試合の時に汗を流しながらベストを尽くす姿は、これからの部活動に対する私自信のモチベーションとなる。
キャンパスで同期と会うといつも嬉しい。 おしゃべりをしたり、学食を食べたり、図書館で勉強をするなど、同期と過ごす時間が私の学生生活を豊かにしてくれた。
こうして、私はもうBBとの生活にすっかり慣れてしまった。 半年間にわたって、ラクロスという競技と、そこで出会った同期はいつのまにか私の日常に溶け込み、大好きなみんなから離れられなくなった。彼らのような人になりたいと心から強く思った。
同期ミーティングの場で、自分の悩みを初めて話して、たくさんのアドバイスと激励、そして慰めの言葉ももらった。 そのおかげで私はみんなのように強くなろうと決心し、今は成長のための第一歩を踏み出すところだ。
私の違いとペースを尊重しながらに前からも後ろからも、そして横からも一緒に歩んでくれるBBがあってこそ、頑張れると信じている。
40期チャンエリー
