『証明』
2024/12/17
【2024Fウィンターブログ企画 vol.30】 笹本 裕太(AT)
ケガをしている期間は辛かった。ピッチの外から見ていると、他の選手たちがどんどん上手くなっているのがすごくよくわかる。自分の居場所はもうないんじゃないかと不安になることが多かった。その気持ちが強くなればなるほど、遅れを取り戻したくてシュー練をやりすぎたり無理してインしたりすることがあった。結果再発。なんでだよって、頑張るのがダメなんてなんでだよって思った。みてるだけじゃ楽しくない。リハビリもストレッチもラクロスは上手くならない。少しラクロスが嫌いになった。
そんな時に支えられたのは他でもない40期だった。いつ復帰するの?とか早く治せよ!って声かけてくれたあいつ。いつもリハビリ手伝ってくれた麗。厳しくも愛のある言葉をくれたコーチには本当に感謝しています。ありがとう
色々な思いを胸に、ウィンター1週間前のタイミングでインをした。スパイクを履いた時の足にフィットする感覚に懐かしさを覚えた。防具を着た時の体を締められる感覚に高揚感を覚えた。
「帰ってきたー」大きく伸びをしてコートに入った。
インして最初に感じたのはラクロスがとてつもなく楽しいということ。本当にめちゃ楽しかった。全力で走って、コンタクトして、パスして、シュートして。そんな当たり前かもしれないけど当たり前じゃないことができることに感動した。俺ってやっぱラクロスが大好きなんだなって
ただ、苦しい期間を過ごした俺には燻る思いがある。コートに表現したいものがある。あの時の不安が、焦りが今の自分を強くしてくれる。俺が自分だけのラクロスを一番体現してやろう。
皆も同じだろう。色々な思いを抱えてウィンターに臨むだろう。それぞれの思いを全てコートに置いてこよう。一年間の全てを全身全霊で出し切ろう。俺らのラクロスを証明するときだ。
12/21ウィンター当日。青に染まるスタンドを揺らすのは誰だ?答えは自分で創り出す
