『自負』
2024/12/4
【2024Fウィンターブログ企画 vol.17】 大森 涼(OF)
今まで一つのことに本気になれたことが無い。ラクロスを取ってもそうだった。がむしゃらに取り組む先輩や同期はなんだか眩しく見えて何度も目を背けたくなった。拘りの甘さが一つのGB、一つのキャッチ、一つのチェイスに出てしまう。ミスしたときも悔しさとかよりも無力感を感じることが多かった。サマーで負けたときもそうだった。
サマー後のFFに向けてcoachesからパスキャの課題を課された。その当時は練習で皆に迷惑をかけたくないっていう消極的なモチベからではあったけど、上手くなれると信じて、それまでで間違いなく一番壁と向き合った。努力は思ってたより早く実を結んだ。前よりもビシパが出るようになってキャッチの確率も上がった。dtpからのパス、スローバック、1on1… 出来ないことが少しずつ出来るようになっていくのが自分でも実感できて楽しかったしだんだん自信も湧いてきた。
迎えたFF初戦の早稲田戦。自信を持っていた自分のパスキャと1on1は結局全然通用しなかった。
今まで感じたことのない悔しさだった。あんなに練習したのに何でってミスした時はめちゃくちゃな感情になったけど、結局はもっと上手くなりたいっていうモチベーションに消化することが出来るようになった。
来途さんがブログで言ってたように、緊張に打ち勝つ一番の方法は自信を持つことだと思う。「あれだけ練習したんだ」っていう自負は技術とかフィジカルに負けない一つの武器になるはず。あの時頑張れてれば。もっと壁打ちしてれば。ラクロスに真剣に向き合ってれば。失敗の原因を自分の努力不足にしか見つけられないようなダサい後悔はしたくない。
40期最後の大会になるウィンター。皆の背中を追いかけるので精一杯だけど。そんな自分だから言えることがある。それは俺らなら絶対に優勝できるってこと。ウィンターまで出来ることは全部やろう。自分自身とチームメイトに自信を持って、俺らは最強だと思って試合に臨もう。
