『明日』
2017/09/30
今年は、一歩引いて考えてしまうことが多かった。
それが自分に求められていることだと思ったから。
チーム状況を例年と照らし合わせ、そもそも勝つ見込みがないと思われてるんだろうなと思ったり。
上手くいっているような時も、なるべく距離を取って見渡して、調子に乗らないよう、
至って冷静でいることに努めたり。
そんなことをしていたら、一つも楽しくなくなってしまった。
皆が楽しんでいる時、自分は心から楽しめないのだから。当たり前だった。
明日の試合も、一歩引いて考えれば、かなり厳しいのかもしれない。
一歩引いて考えれば、明日負けたら、もう後がない。
でもそうやって一歩引いて考えても、意味はない。
それで何も生まれなかったことは、この半年間で痛感した。自分で自分を苦しめるだけ。
Aチームは、なんのために、明日の試合に臨みますか。
なんのために、ラクロスしますか。
ラクロスが楽しくて始めた、あの時の自分を思い出して、試合後胸を張って同じことが言えるよう、
一秒一秒を楽しんでほしい。
ビハインドになっても、点差が開いても、一歩引いて考えたりしない。
目の前のこと一つ一つを、全力で楽しむ。
全部出し切る。
それが必ず結果に繋がる。
B、C、F チーム、そして TS は、なんのために、応援に行きますか。
師弟班の先輩を応援したいから。
同期を応援したいから。
ルールとして行かなきゃいけないから。
理由は色々あると思う。
一橋は応援部が来て、東商戦みたいに、観客席がかなり盛り上がるだろう。
皆の力がないと、明日勝てない。
チームに対する不満でもいい。一歩引かずに、全力で自分の想いをぶつけてほしい。
私もスタンドから、ありったけの声で、想いをぶつける。
デンバーのロッカールームの壁に、こんな言葉が書いてあった。
Victories that are easy are cheap.
The only ones worth having
are those which come as a result of hard work.
明日、このチームで試合に臨めることを、心から嬉しく思う。
日本一を懸けた試合に一足早く挑み、本当に価値のある勝利を手にするのだから。
2017年度主務4年STF宮原綾 『明日』