2009 soul vol.4



『4年生』


2009/6/10


先日22期(4年生)でミーティングをした。
時間にしては5時間程度だったが、良いMTGができたと思う。
まだまだ話し足りない。
主な議題は、「強い」チームを作るためにはどうすればいいのか。そのために自分は、4年生は、何をすればいいのかということだった。
4年生になってから、当たり前だけど、4年生について考えることが多くなった。
4年生とは何か。
4年生がするべきことは何か。
4年生について考えるときはいつも、僕が過去に背中を見てきた多くの偉大な4年生の姿を思い描く。
僕は今、4年生って別に特別じゃないよな、と思う。
4年生といえども、ただこの部活に長くいるだけで、東京大学ラクロス部男子の一員であること、BLUE BULLETSのプレイヤーのひとりであることに変わりはなく、このチームのメンバーの一人として、自分自身に価値を付加させていかなくてはいけないし、それは主将であろうが副将であろうが何にも変わらない。
強いチームは、意識の高い人間がぐいぐいと引っ張り、立場や学年に関係なく、努力を積み重ね、結果を出すものが先頭に立ち、ひたすら上を目指しているのだと思うから。
そういう点ではもっともっと学年に関係なく、チームのことを考え、うまくなることを考え、「強い」チームの人間が下級生に増えてくればいいなあ、と思っている。
BLUE BULLETS09が22期のチームかどうかはわからない。
ただ、今年僕たちが最後の年なのはまぎれもない事実で、12月の最後に勝つか、志半ばにして負けるか、どちらかで僕たちのラクロス部での生活は終わるのだ。
4年生はこれで最後。
4年間という時間が長いか短いか、よくわからないけど、僕らの中では、人生の一つの章が今年終わる。
やりたいことはたくさんある。
もっとラクロスがうまくなりたい。
もっと強いチームを作りたい。
もっと大きな人間になりたい。
もっと仲間とたくさん話したい。
そして勝ちたい。
残された、限られた時間の中で、何ができるか、何を残すか、自分自身の存在意義をかけてそれに挑戦する、それができるのは4年生だけなのかもしれない。
あなたは半年後に死にますと、もし言われたら、その半年間どうやって生きるだろう。
最後に笑って終わりを迎えられるように、一つも無駄を許したくないと思うだろうか。
そんな切迫感を持ってラクロスをできるのは、4年生しかいないんだろう。
4年生なんだからこうでなくちゃいけない、4年生なんだから何をしなくちゃならない、なんてのは必要なくて、限られた残された時間の中で、自分をどう表現しようかと、何を生み出せるかと、全力をかけて残したその足跡が、4年生ってもんなんじゃないかな。
今の自分の強さも、弱さも、いいところも、だめなところも、全て認めてまたここから、僕は今年、一人の4年生として、残りの時間、できること全てをやりきりたいと強く思う。
そして最後に「おれらが今年一番頑張ったなあ」と笑いながら酒を飲む仲間が、最高の同期であると素敵だなと思う。