『4年目の覚悟』
2008/9/9
MGである私が、SOULを書かせてもらえることを、とても嬉しく思います。
はじめは、「これまで辛かったけど、頑張って乗り越えて・・・」という感じで書いてみたけれど、私が伝えたいのは、そんなことじゃない。
この4年間は辛くて長くて、たくさん泣いて
それはたしかに、そうなんだけど、それと同じくらいたくさん笑ってきたのも、また事実であるし、過去にどれだけ辛かったかよりも、大事なのは、今だから。
成蹊戦の勝利の瞬間「ここにいられてよかった!!」と思った。
私があの場にいられたのは、たくさんの人の支えがあってこそ。
「もう辞める!!」って何度となく言った。
そのたびに、弱音も愚痴も全部聞いてもらって、「でも、もうちょっとがんばってみたら」と、背中を押してもらって、「やってられないよ。」とふてくされる私の前には、いつだってがむしゃらに走り続ける選手の姿があって、「他人のためじゃない、自分のためにやるんだ」という同期MGの覚悟に動かされて、今があります。
決して、一人で乗り越えてきたんじゃない。
「私がここにいて何になるの?」ではなく「私がやらなきゃ。」と、「私は、このチームのMGであることに誇りを持っています。」と、今は言える。
そう言わせてくれたすべての人たちに、感謝。
そして、素直に感謝できるのは、自分が4年前とは、大きく変わったから。
勉強しかしてこなくて、自分の殻にこもっていた私が、グラウンドで大声張り上げて、80人の選手を動かして(今でも少し勇気がいるけど)、「仲間」だとか「情熱」だとか口にしてるなんて、過去の私を知る人には、絶対想像できないだろう。
でも、今の自分のほうが断然好き。
あの歓喜を味わわせてくれた人たちから、自分を変えてくれた人たちから、もらったものは、ちゃんと返したい。
最後の1年、できる努力は、全部する。
2008年 22期MG 小熊 みどり