『嬉し泣き』
2024/9/12
【2024ブログ企画 vol.15】 乙部奨太 (3年/SSDM)
去年のFinal4、日体戦が終わり23BBの日本一への挑戦が終わった時、僕は泣くことができなかった。
自分のせいで負けるならまだ良かった。
でもベンチで試合を終えて、あぁ、このチームの何一つも背負わせてもらうことはできなかったんだなって、泣く権利なんてないんだなって。
「変わろう」
そう決意した瞬間だった。
24シーズンが始まってからはラクロスが楽しかった。
無理な増量や筋トレで身体をぶっ壊しかけたこともあったけど、 着実に守れる相手が増えて、自分の起こしたボールダウンから点につながった時なんかはチームに貢献してるって思えた。
一つのプッシュ、一つのGBがチームのためになっている感覚があった。
「人は変われる」、それを証明したくて突っ走っていた。
だからこそリーグ戦が始まってからは苦しかった。
勝てない。
去年に比べたら活躍はできている。
でも、チームを変えるにはあまりにも非力で不十分で報われない変化だったのではないかと怖くなる。
もっとこうしていればと、日々後悔が募る。
不安で逃げたくなる。
その度にチームメイトに救われた。
こいつらのためなら頑張れる、こいつらのおかげで頑張れる、その信頼関係が24BBの強さだ。
悩んで進む、それでいい。
「人は変われる」、これは勝ってこそ証明されるものだと思う。
心震えるあの舞台で最高の自分を証明したい。
だから俺に懸けて欲しい。
頼って欲しい。
今年は勝って泣こう。
次回はダッジはキレキレだけどちょっと不思議ちゃんなあの人のsoulです。
